今年度第2回目となるFDフォーラムは「子どもたちのメディア環境の変化と学校・学校外でのICT等の活用の動向」というテーマで、奈良教育大学 教職開発講座(教職大学院)教授の小柳 和喜雄 先生にご講演いただき、両キャンパスから74名(学外からの聴講者6名を含む)の教職員が聴講しました。
小柳先生は、Society5.0における教育の情報化が目指すものについて解説され、多様な子どもたちを誰一人取り残すことのなく、公正に個別最適化された学びを実現するためには、ICTを有効活用し学習デザインを形成していく必要があると提唱されました。そのためには、インターネットの普及以降、子どもたちのメディア環境は劇的に変化していることや幼少期からスマートフォンやタブレットに慣れ親しみ、大半がインターネットを利用している子どもたちの実態を正しく知ることから始めることが肝要ということで、さまざまなICTの活用事例の映像を交えて、大変分かりやすくご講演いただきました。
質疑応答では、人手や費用の問題、同大学の情報リテラシーの実践例について質問が交わされました。
帝塚山大学はこれからも教育内容の改善をはじめ、FD活動に積極的に取り組んでまいります。