11月20日(金)、法学部の特殊講義「警察組織と警察実務」において、奈良県警察の大橋一夫県警本部長による講義が行われました。同特殊講義は、警察官をめざす法学部の学生が、警察組織やその実際の活動を理解し、犯罪抑止などに対する警察の最新の取り組みについて学ぶことを目的としたもので、講義のうち7回は、奈良県警察の各部署の現職警察官にご担当いただくという「実学の帝塚山大学」ならではの実践的な内容です。
大橋本部長は、「警察行政の概要について」と題した講義で、高齢化社会を背景に県内でも増加しつつある特殊詐欺や交通事故への奈良県警察の対策について解説されるとともに、サイバー犯罪に対する県警の産学官連携の取組みなどを紹介されました。また、「日本一安全で安心して暮らせる奈良」の実現のためには、警察官の職務執行力を強化すると同時に、地域住民と一体となって治安を守る体制が重要であると強調されました。
その後の質疑応答でも1人ひとりの質問に丁寧にお答えいただき、最後は警察官を目指す受講生に対してのエールで講義を締めくくられました。