3月15日(月)、大阪電気通信大学(大阪府寝屋川市)と、教育・研究活動全般における学術交流を推進し、相互の教育・研究の一層の発展と人材の育成及び地域社会の発展に寄与することを目的とした連携協定を締結しました。本学と大学との包括連携協定は同大で2件目です。
協定式で、大石利光 大阪電気通信大学 理事長・学長は「両大学は車で30分の距離と利便性にも優れている。理系と文系の異分野交流を通じて学生の新たな学びにつなげたい」と話し、蓮花一己 本学学長は「ともに「実学」を標榜する大学。将来はそれぞれの得意分野を生かした共同研究ができれば」と今後の展開に期待を寄せました。
本学と大阪電気通信大学とは、2010年、学生のネットワーク技術を競う「ネットワーク・スキルズ・コンペティション」の共同実施をきっかけに交流がスタート。その後、同大3D造形先端加工センターの高精度の3Dスキャナにより、本学附属博物館が所蔵する鬼瓦やメデューサのアンティフィックス(屋根飾り)(BC 4世紀 イタリア半島)をデジタル化し、展示レプリカやグッズを作成するなど、さまざまな学術的交流を進めてきました。
今回の包括連携協定の締結を機に、政府が掲げる「AI戦略」に基づいた「数理・AI・データサイエンス」のリテラシーレベルの同大の授業を、2021年4月から本学の学生がオンライン遠隔授業(LIVE配信)で受講できるようになります。両大学は今後、「実学」という共通の旗印のもと、Society5.0で求められる人材育成に向けて双方の教育・研究分野を生かした取組みを共同で推進していきます。