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Channel: 【帝塚山大学】ニュース
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特別客員教授 花山院弘匡氏による公開講座「春日若宮おん祭と今年、翌年の20年に一度の若宮御造替」を開催しました

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IMG_9589.JPG本学と生駒市図書館は公開講座「春日若宮おん祭と今年、翌年の20年に一度の若宮御造替」を6月23日、生駒市図書会館市民ホールで開催しました。特別客員教授の花山院弘匡氏(春日大社宮司)が若宮神社の式年造替について講演し、100人を超える市民が参加しました。

平成元(1989)年から始まった生駒市図書館との共催公開講座は、本学が取り組む地域連携、貢献事業として地域に深く根付いたものの一つで、今年で33回目の開催となります。

春日大社の式年造替は20年に一度行われ、1000年以上にわたり古式にのっとって遷座を行っているのは、伊勢神宮(ただし、伊勢神宮は遷宮)と春日大社のみです。2007年に始まった第六十次式年造替は、本社四殿に加え境内にある62の御殿の修理を経て、若宮神社の造替で締めくくられます。2021年4月23日の夜には、若宮様のご神体を移殿に遷す「 仮殿遷座祭」が営まれました。

花山院氏は、「仮殿遷座祭」は春日大社のなかでも最も重要な祭りのひとつであると紹介し、「ご神体に直接触れて仮殿にお運びする遷座では、1か月前から弔いにかかわることや、五蘊、獣肉は避けることで精進潔斎し、1週間前には魚肉も避けて神社に籠り下界とのかかわりを断つ」と解説しました。さらに身に付けるものもすべて新しいものにし、神領の巫女が清浄な水を沸かして特別な祝詞を奏上し、身を清めるだけでなく神社内もさらに清浄にする儀式を行うと解説しました。

遷座にあたっては、若宮神社から本殿までの約150メートルの参道を白い布で覆い、ちょうちんの明かりに先導されながら、神主は「オーオー」と声を出して神様の通行の先払いを行うとのことで、普段公開されることのないスライドで紹介される秘儀に、参加者は真剣に聞き入っていました。


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