6月11日(土)、「帝塚山ロボット教室」(主催:帝塚山ロボット教室実行委員会)が帝塚山中学校高等学校の物理実験室でスタートしました。
WRO世界大会など実績豊富な帝塚山中学校高等学校の理科部ロボット班が先生となり、地域の小学生を対象に開催されるロボット教室で、教室の企画・運営を、教員志望の帝塚山大学現代生活学部こども学科の学生が担当する「帝塚山ロボット教室」。
平成26年から始まり、今年で3回目となります。
6月から7月にかけて4回にわたって開催される本教室の初日となったこの日、小学5年生・6年生の男女17名が参加しました。
はじめに、帝塚山中学校高等学校の有馬利治校長による開会挨拶の後、理科部ロボット班顧問の八尋博士教諭から本教室の概要説明が行われました。
そして、実行委員会の大学生代表であるこども学科3年の中川利音さんから、注意事項の説明や1日の流れについてのオリエンテーションが行われ、いよいよロボット教室本編がはじまりました。
前半はロボットの組み立てからスタート。
理科部ロボット班の中学生の指導を受け、小学生たちは目を輝かせながらロボットを組み上げていきました(写真)。
後半は、パソコンでロボットを動かすためのプログラミングを行いました。
直進、後進に始まり、最終的には90度回転と直進を4回組み合わせて元の位置に戻るという難易度の高いプログラミングにもチャレンジしました。
メンターである中学生・大学生は、できるだけ小学生が自分の力で課題に取り組み、「気づき」を得るようにサポートしていました。
わずかなヒントを頼りに、考え抜き、何度も何度もプログラムの修正と試運転を繰り返し、少しずつ課題をクリアしていく小学生たちの顔は、自分の力で課題を解決したことによる達成感できらきらと輝いて見えました。
本学現代生活学部 勝美芳雄学部長の閉会挨拶で初日を終えた帝塚山ロボット教室。
6月18日、7月9日、7月16日の各土曜日に開催され、希望者は全国大会出場をめざして技術を磨きます。
実行委員会の学生代表の中川さんは「教室開催まで、打ち合わせを重ね、運営スタッフの皆で分担し、力を合わせて準備に取り組みました。帝塚山中学校高等学校の先生方に大変お世話になりました。教壇で参加者の小学生のみんなに説明する際には、できるだけわかりやすく伝えるように、内容を考え抜きました。」と感想を述べてくれました。
こども学科1年の松島汐音さんと畑田智美さんは「初めての参加でしたが、様々な経験をすることができてとても有意義でした。授業で教えることだけが先生の仕事ではなく、準備をしっかりすることも教師の大切な仕事だということを学びました」と話してくれました。
今後の「帝塚山ロボット教室」の子どもたちの活躍にご注目ください。
【関連リンク】
・【こども学科】第5回ロボット教室 実行委員会