本学法学部では奈良県警察本部の協力による特殊講義「防犯ボランティア講座-犯罪・非行のない安全・安心なまちづくり」を9月29日(木)からスタートしました。
本講座は将来警察官をめざす本学の学生が、大学生として防犯ボランティア活動をする意義や方法について、外部講師の講演、地域安全イベントへの参加等を通じて実践的に学ぶもので、今年で3年目となります。
後期の全15回の授業のうち、約8回に及ぶ講義を奈良県警察本部の警察官および警察職員などが担当するという、全国にも類を見ない講座です。 初回の9月29日(木)は、奈良県警察本部・生活安全部の方から、本講座の趣旨や、奈良県内の犯罪に関する情勢、学生ボランティアの活動内容について説明がありました。
犯罪の起きにくい社会づくりに向けて、自主防犯団体の活性化が重要視される中、活動の継続性や将来的にリーダーとなる人材の育成が全国的に課題となっており、「大学生による防犯ボランティア」への期待が高まっています。
本講座は、犯罪学的視点から防犯を学ぶ講義や、ハウスメーカーによる最新の防犯対策の取り組みなど、自主防犯活動に必要な知識を修得しつつ、実際に学外に出て、地域での防犯ボランティア活動を通じて防犯意識を高めるという実践的な構成となっております。
警察官志望の学生たちにとって、法学的視点を交えて警察における防犯の実務を学び、地域に根ざした防犯の取り組みに触れることのできる貴重な機会であり、様々な活動を通して成長が期待される講座です。
学生たちの防犯ボランティアとしての活躍に今後もご注目ください。