帝塚山大学パリ特別講演会
『正倉院と8世紀皇室の至宝~夫婦の愛が遺した世界の宝~』開催
今年も10月24日から開催される恒例の正倉院展にさきがけて、本学の教員をフランス・パリに派遣し、下記のような特別講演会を開催します。
正倉院のある奈良に立地する本学は、正倉院宝物を拝観できる年に一回の機会である「正倉院展」について、フランスの皆様により一層知っていただきたいと考え、パリ日本文化会館主催の講演会を開催することとなりました。本学が海外において、このような特別講演会を開催することは、本学創立以来はじめてのことです。なお、本講演会の開催にあたって、正倉院展の主催者であります奈良国立博物館様より多大なるご協力を頂戴しました。
つきましては、貴社メディアにおかれましてもぜひ趣旨をお汲み取りいただき、取材並びに報道のご協力をくださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
帝塚山大学 学長 岩井 洋
記
演題:『正倉院と8世紀皇室の至宝~夫婦の愛が遺した世界の宝~』(フランス語による講演)
<概要>
francais : Le Shoso-in et ses tresors imperiaux du 8e siecle
日本語 : 講演会/正倉院と8世紀の皇室財宝
講演者:帝塚山大学 文学部文化創造学科 教授 牟田口 章人(むたぐち あきと)
講演日時:2015年9月22日(火)18時30分から
会場: フランス共和国パリ市15区ビス,ケー,ブランリー 101番地 パリ日本文化会館
Maison de la culture du Japon à Paris | 101 bis, quai Branly | 75015 Paris
アクセスマップはこちら(パリ日本文化会館Webサイト)
主催:パリ日本文化会館
協力:奈良国立博物館 帝塚山大学
講演概要:
8世紀の聖武天皇と光明皇后が遺された正倉院宝物。それは、千三百年も昔の宮廷生活や西暦752年4月に営まれた東大寺の壮麗な大仏開眼法要を21世紀の私達の目の前に蘇らせてくれる世界の宝です。
正倉院宝物のリスト・国家珍宝帳は600点に余る宝物を書き記した台帳ですが、光明皇后が東大寺に寄進をされた動機が書かれている事はあまり知られていません。珍宝帳の最後の節には皇后の夫・聖武天皇に対する赤裸々な心情が吐露されています。「振り返って夫との想い出の品々を見るにつけ、私の心は崩れそうになります」と。この講演では、我が国最古の夫婦のラブレターといっても良いこの国家珍宝帳から、正倉院宝物の魅力と天皇ご夫妻の愛を紐解きます。
本件に関する |
帝塚山大学 総務センター 広報課 |