9月10日(日)開催のウエスタン・リーグ公式戦「オリックス・バファローズ対広島東洋カープ」戦で、佐藤薬品スタジアムを満員にすることを目標にした産官学連携プロジェクト(オリックス・バファローズ、奈良県、本学)が動き出しています。
6月8日(木)は、オリックス野球クラブ株式会社 事業本部プロジェクトマネージャーの花木聡氏と奈良県くらし創造部スポーツ振興課長の三原耕治氏に「実践的スポーツビジネスA」でご講義いただきました。今年度は、初の試みとして、奈良県にも講義を受け持っていただいており、2015年度から続く本プロジェクトは産官学連携の取組みとして一層の広がりを見せています。
講義では、三原耕治氏が奈良県のスポーツ推進計画を詳しく説明され、本プロジェクトの意義は「プロ野球の生観戦で県民に感動してもらい、多くの人が球場に足を運ぶことで地域の活性化につなげることにある」と話されました。
続いて、花木聡氏がスポーツビジネスでの広報戦略について解説。スポーツビジネスでは自治体との連携が鍵を握るとの見解を示された上で、メディアに取り上げられるためには「社会性・公共性・面白いネタが必要」と指摘されました。さらに、奈良県が抱える高齢化の問題にも触れられ、「このプロジェクトをシルバー世代の活性化に結びつけるには、どのような取り組みをしたら良いか」という課題を学生に提示されました。
9月10日(日)の本番に向けて、プロ野球のビジネス現場でマーケティングを学ぶ学生にご声援をお願いいたします。