7月31日(月)、生駒市テレワーク&インキュベーションセンター「イコマド」において、生駒市、生駒商工会議所、生駒市観光協会、帝塚山大学が共催する『生駒市 産学官連携プロジェクト地域や企業を骨太にする「連携9講座」』の第1回が開講されました。
講師の経済学部・荒木大恵先生が、「商店街・参道の活性化について考える」をテーマに、
・商店街の都市経済学
・文化・歴史と商店街のまちづくり
・商店街活性化・まちづくりの事例研究
などの視点から、商店街の活性化や宝山寺参道の活性化も見据えた内容で講演を行いました。
「どこに都市ができるか?」という点を、商店街と郊外型ショッピングセンターの特徴を比較しながら説明しました。また、文化・歴史遺産の魅力が外国人観光客をはじめとした来訪者の増加につながり、そのことにより観光地化と町並みの保全のバランスが取れ、最終的には地域住民の生活を豊かにすることになるという仕組みも解説しました。
また、商店街活性化の事例として、金沢市若松・鈴見地区(石川県)や仙台市荒井東地区(宮城県)などの取組を紹介し、市町村から「都市再生推進法人」に指定された一般社団法人やNPO法人等が、再生整備計画の提案、都市利便増進協定の締結などを担い、法的な立場でまちづくりに取組む事例とその効果についても説明しました。
その後、商店街・参道の活性化についてワークショップを通じて、参加者の方々と積極的な意見交換を行いました。
参加者は限定10名で、商店街会長、旅館経営者、駅前金融機関担当者、地域活性化の推進団体の担当者等、バラエティに富む構成でした。
参考URL:https://ikoma-do.com/
生駒市テレワーク&インキュベーションセンター「イコマド」