9月25日(月)、本学 奈良・学園前キャンパス16号館にて、「帝塚山大学こころのケアセンター」の主催で『こころとからだをつなぐワークショップ~マインドフルネスとボディワーク体験』を開催し、39人の参加者が講演とボディワークを楽しみました。
マインドフルネスとは、「今、ここ」にある自分の状態や気持ちを評価・判断することなく客観的に観察し、優しく思いやりを持って自分で自分にかかわる試みです。そして、ボディワークとは「からだと仲良くする」ことであり、「からだ」と対話することによって「こころ」にも働きかけ、体と心を元の状態に戻そうとする試みです。
本講座では、同センター長 神澤 創(心理学部心理学科 教授)が、心理学の立場から「こころ」と「からだ」の関係について解説し、「こころ」と「からだ」は分けられないため、体を動かすことによって心も元気になり、より充実した暮らしを営んでいけるという趣旨の講演をしました。
また、同センター相談員 林滋子が「マインドフルネス」について解説し、「今、ここ」での体験は人それぞれであり、たとえば食事でも一口一口でまったく同じ瞬間はないこと、そこに「良い・悪い」の判断はないこと、だからこそ「今、ここ」に自分の心をとどめ、客観的に自分を見渡す時間を、意識して生活に取り入れていくことが大切であると話しました。
講演後は、自分のこころの動きを観察しながらの呼吸やストレッチに、参加者全員で取り組んだほか、太極拳をベースとした体操も行いました。
講義、実演ともに、「これなら家でも出来そう」「毎日、続けていきたい」といった好意的なご意見を多数頂き、皆が心身ともに快適な時間を過ごされた様子がうかがえました。
こころのケアセンターでは、今後もワークショップを設け、地域の皆様と臨床心理学的な視点からこころとからだの健康を考える時間を共有していきたいと思います。
また、センターでは域援助活動の一環として、10月16日(月)~20日(金)に「無料相談週間」を開催します。この期間は、センターを初めて利用される方を対象に初回面接料金(通常4,100円)を無料とし、ご相談をお受けします。
「心のくもりを晴れに!」
この機会を是非ご活用ください。