12月1日(金)、帝塚山大学 奈良・東生駒キャンパス生駒にて開催された「平成29年度 高大(専)連携実践発表会(主催:近畿高等学校進路指導連絡協議会)」で、文学部文化創造学科・岩井洋教授が講演を行いました。
この発表会は、高大連携に関する研究事例や取り組み事例を通じて、高等学校、大学等が交流し、理解を深めることを目的としており、近畿2府4県の高等学校の進路指導担当者を中心に構成されている同協議会が隔年で開催しています。この日は、近畿圏の高校から150名の関係者が参加しました。
開会にあたり、主催者、来賓者に続き、蓮花学長が挨拶を行いました。学長は、受験雑誌による調査において、全国の高等学校の進路指導教諭が選ぶ「面倒見のよい大学」という項目で、本学がランキング入りしたことに触れ、本学の取組みが、今日来られている高校の関係者らにご理解いただけていることに対して感謝とお礼の言葉を述べました。
奈良県の大学を代表して「奈良県における高大連携の取組」をテーマに講演を行った岩井教授は、高校生が大学を訪問する「オープンキャンパス型」、大学教員が高校で授業等を行う「出前講義型」、高校の先生・生徒と大学教員・学生が共に参加する「協働型」の高大連携の三類型を紹介し、それらの概要を説明しました。
今後の高大連携の課題としては、新しい学習指導要領に対応した高大の教育連携が求められていることや、特に、「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」に関して、高校と大学教員間の交流が必要であることを強調しました。