9月13日(木)に奈良・学園前キャンパスにおいて、「帝塚山大学 織物講座応用編」の第一期生の修了式が行われました。
本講座は、社会人の学び直しの一環として、織物の歴史や複数の織物技術の習得を通じて、奈良の地域振興の活性化に貢献する人材を育成することを目的に開講したものです。講座修了生には、学校教育法第105条に基づき、履修証明書が発行されます。本講座は、前年度に開講した「織物講座初級編」の修了者を対象としており、より高度な技術修得をめざす6名が「応用編」を受講しました。
受講生は、平成30年5月から9月の4ヶ月にわたって、織物の歴史から奈良の伝統産業である「奈良晒」や「大和機」について講義を受けるとともに、実習を通じて、大和機、腰機、苧績み、スプラング、縞などの様々な紡織技法を習得しました。
修了式では、当日出席の4名の修了生に学長から直接修了証が手渡されました。講師の植村和代先生(帝塚山大学名誉教授)からは、「昨年度の初級編から、より向上心をもって4ヶ月学んでいただき、充実した講座となりました」との講評がありました。
10月2日からは織物講座初級編の第二期がスタートします。