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【高大連携】平城高校「教育コース」1年生の教育ディスカッションの授業を本学で実施

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10月20日(火)、本学奈良・学園前キャンパス18号館において、奈良県立平城高等学校普通科「教育コース」1年生41名が、学校設定科目「教育入門」の学習の一環で授業が行われました。

本学と帝塚山小学校と奈良県立平城高等学校は、相互の教育に係る交流・連携を通じて、大学教育・高校教育・小学校教育の活性化を図るとともに、奈良県教育の充実・発展に寄与することを目的に、昨年9月に「高大小連携協力に関する協定」を締結しており、本授業はその一環となります。

模擬市長選挙の投票を行い、若年層の政治や選挙への関心を高め、投票率を上げるための方策について討論をするという画期的な内容で、講師を本学現代生活学部こども学科の植松利晴講師が担当しました。また、同学科の教員志望の4年生が授業のサポートをおこないました。

授業ではまず、模擬市長選挙と投開票を行った後、なぜこの候補者に投票したのかが話し合われました。

3名の候補者による演説、奈良市選挙管理委員会のご協力により、実際に使用している記載台・投票用紙・投票箱を用い、実際に投開票が行われました。 その後、若年層の投票率が低いことをグラフから読み取り、政治や選挙への関心を高め、投票率を上げるための方策について話し合われました。

授業後、生徒からは
「実物を使った模擬投票はとても緊張感があった」
「今日の議論をきっかけに、社会に対する関心をもっと持ちたいと思った」
「自分だけでは思いつかない方法をみんなとのディスカッションで導くことができた」
などの感想が聞かれ、テーマである選挙についての知識や気づきを得ると共に、学習意欲を高める授業方法についても理解を深めた様子でした。

まとめとして、ゲストスピーカーである奈良県選挙管理委員会の北風さんから、
「政治を考えることは自分の身の回りの生活を考えること。なぜ選挙が大切か、ということをこれからも考えていただけたらと思います」
という総括の言葉があり、生徒たちは真剣な表情で聞き入っていました。

最後に、植松講師に感謝の拍手が送られ、ディスカッションの活気の余韻を残しつつ、135分間に及ぶ授業は終了しました。

授業をサポートした4年生からは
「高校生ならではの面白い意見がたくさん出て、サポートも楽しかったです。クラスの雰囲気が非常に良く、自分が教壇に立ったらこんなクラスにしたい、といったシミュレーションをしながら取り組みました」
という感想が聞かれ、特色ある授業内容に新たな気づきを得た様子でした。

本学は、同校との協定に基づき、今後も教育交流に取り組んでまいります。


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