1月12日(土)、ならでんアリーナで行われた平成31年奈良市消防出初式において、本学法学部2年生の首藤真実さんが司会を務めました。法学部の学生が出初式の司会を務めるのは、昨年に引き続き2度目。首藤さんは全体の式典のうちパレードと放水式を担当しました。
鈍い灰色の冬空が広がる生憎の天候の中、奈良市長をはじめとする来賓が列席を前に、首藤さんの発声で出初式が始まりました。
今年の出初式の幕開けを飾るのは、消防隊員の梯子車からのロープ降下です。訪れた人々が
固唾を呑んで見守る中、2人の消防隊員が見事に降下をやり遂げ、いよいよパレードの開始です。分列行進、消防音楽隊、各地の消防団員などの行進に続いて、さまざまな機能を備えた消防車が次々に登場し、首藤さんは専門用語が頻出する複雑なアナウンスをよどみなく進めていました。
その後の放水式でも首藤さんはアナウンスを担当。彼女の発声とともに、消防車から鴻ノ池に向けて水が放たれると、大きな白い弧が冬空に次々と描かれました。
出初式の司会という大役を立派に務めあげた首藤さんに、消防局のご担当者が奈良市長の仲川げん氏と会う機会をつくってくださり、「奈良市の消防官になる」という夢を市長に聞いていただくこともできました。首藤さんは、この日の経験を通して、消防官を目標に一層の努力を重ねていきたいと思ったことでしょう。
本学法学部では、今後も近隣消防局との連携を推進し、消防官を志望する学生のための教育プログラムの充実を図っていく予定です。