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発掘成果を初公開「シルクロード黄金文化の道」シルクロード都市 ウズベキスタン・サマルカンド市 カフィル・カラ城から、金製品や宝飾の装身具を発見

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昨年度発掘のゾロアスター教の浮き彫り板絵に続き、
シルクロード都市 ウズベキスタン・サマルカンド市
カフィル・カラ城から、金製品や宝飾の装身具を発見
学術報告会「シルクロード 黄金文化の道」で 発掘成果を初公開

3月2日(土) 帝塚山大学 奈良・東生駒キャンパスで

帝塚山大学(学長:蓮花一己 所在地:奈良市帝塚山7-1-1)とウズベキスタン考古学研究所が、本年度に共同実施したウズベキスタン・サマルカンド市カフィル・カラ城(シルクロード都市)の調査において、玉座があると推定した部屋から、金製品や宝飾の装身具を発掘しました。

ゾロアスター教では墓に多量の副葬品を納める習慣がなく、この発掘は中央アジアにおける極めて貴重な成果と言えます。また、その装身具はアフガニスタンのギリシア系黄金文化と日本・東アジアの黄金文化のシルクロードを介したつながりを解明する大きな鍵になると考えられます。

2018年9月に、本学 文学部 宇野隆夫 教授(当時、現在は帝塚山大学客員教授)を調査責任者とする調査団が、カフィル・カラ城から、ゾロアスター教浮き彫り板絵を世界で初めて完全な状態で発掘。女神ナナーに火、供物、音楽を捧げる賛歌を主題とした浮き彫り板絵には、正倉院宝物における著名な楽器の琵琶や箜篌(くご)と同じものが描かれていたことから、それらがシルクロードを経て日本に伝来するルートとして、中央アジアが重要な地域であったことが明確になりました。

本遺跡では、浮き彫り板絵のほかにも、仏教と関係する図像やキューピッド様の有翼小人像も出土していることから、この地域が様々な方面の文化が融合し、新たな文化が生まれる場でもあったと推定していましたが、今回の金製品や宝飾の装身具の発見は、さらにその推定を裏付けるものだと考えられます。

つきましては、今年度のウズベキスタン・サマルカンド市カフィル・カラ城(シルクロード都市)発掘調査のにおける初めての成果報告会として、下記のとおり学術報告会を開催いたします。

◆平成29年度 文部科学省  私立大学研究ブランディング事業採択記念
「シルクロード 黄金文化の道」
日 程:
3月2日(土) 13:00~14:30(※受付は12:30~)
講 師:宇野隆夫(帝塚山大学 客員教授)
会 場:帝塚山大学 奈良・東生駒キャンパス 1号館 1201教室
対 象:一般
定 員:
100名(申込先着順)
参加費:無料
申込みはこちら:http://www.tezukayama-u.ac.jp/social/lectures/2019/02/18/post-114.html
【会場へのアクセス】 近鉄奈良線「東生駒(帝塚山大学前)」駅から奈良交通バスに乗車し、「帝塚山大学」下車。バスで約5分、徒歩なら15分。 ※会場へは公共交通機関をご利用ください。

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