7月20日(土)、奈良・東生駒キャンパスで「中高生が学ぶ金融リテラシー講座」(主催:帝塚山大学経済経営研究所)を開催し、中高生とその保護者ら約30人が参加しました。
本学ではSBIグループ2社と連携し、学生に正しい金融知識と金融経済事情の理解を深めてもらうことを目的に、FX取引を通じた実践的な金融リテラシー教育という大学業界初の取り組みを今年度から開始しています。
その金融リテラシーの授業を担当する経済経営学部の中嶋航一教授とSBI FXトレード株式会社の楠普二郎氏が講師を務め、中高生が「学校では学べない」リアルなお金の事情について講義を行いました。
中嶋教授は「今の段階からお金の知識や、投資の実際を知ることで、中高生の皆さんは十分に50年後に備えられる」と強調。世間で話題になっている年金や金融商品の問題などを引き合いに出し、中高生が金融経済事情を学ぶにあたって必要な基礎知識について解説しました。続いて、楠氏が外国為替市場の仕組みやFX取引でのトレンドの見方など、金融の最前線で活躍される専門家だからこそ話せる投資の実践的な理論を紐解きました。
参加者の高校生は、「両親とも株式取引をしているので興味がある。先物取引とか債権の仕組みとか、なるほどと思わされた。大学では経済か経営を勉強したいと思っていたので、視野が広がった」と感想を述べ、保護者のひとりは「中高生のうちから、お金の話を知ることは重要。親が言っても聞いてくれないので、大学というアカデミックな場でこういう講座を開いてもらえるのはありがたい」と話し、次回の講座の開催に期待を寄せました。