帝塚山大学では、文部科学省平成29年度私立大学ブランディング事業に採択された「『帝塚山プラットフォーム』の構築による学際的『奈良学』研究の推進」の研究項目のひとつである「奈良晒の研究」の一環で、本学が所蔵する大和機を使用した織物講座を開講し、「履修証明プログラム」として奈良学研究を生かした地域活性化人材の育成に取り組んでいます。また、本講座修了者には、学校教育法第105条に基づき、履修証明書「帝塚山大学織物マイスター初級」が発行されます。
今年で三度目となる初級編の講座の開講式が、10月3日(木)、奈良・学園前キャンパスで行われ、8名の受講生が出席。蓮花一己学長の挨拶に始まり、続いて講師の植村和代先生(帝塚山大学名誉教授)から講座の概要説明が行われました。
受講生は、これから4ヶ月間にわたって、織物の歴史から奈良の伝統産業である「奈良晒」や「大和機」について講義を受けるとともに、大和機、腰機、苧績み、スプラング、縞などのさまざまな紡織技法を実習を通じて習得することになります。