2月22日(土)、奈良・東生駒キャンパス 図書館2階 シーキューブにおいて「第8回 実学の帝塚山大学 実践学生発表祭~アクティブ・ラーニングの実践事例~」を開催しました。
本学では「実学の帝塚山大学」をスローガンに掲げ、「実学教育」を実践するため、全ての学部・学科において、学生が体験から生きた知識や能力を身につけることを目的とした「プロジェクト型学習」に取り組んでいます。
今年で8回目を迎える本発表祭は、学生がプロジェクト型学習の成果を学内外に報告する機会として、毎年2月に開催しています。今年度は本学からの9組の発表に、学術交流に関する包括協定を締結している多摩大学(東京都多摩市)からの2組、本学併設校である帝塚山高等学校から1組の招待発表を加え、計12組が地域におけるプロジェクトの実践例を発表しました。
蓮花学長の挨拶にはじまり、各チームが15分(質疑応答含む)という時間の中で、取り組みの内容や成果について発表を行いました。発表ラインナップは以下の通りで、各専門分野の学びを生かした内容となりました。
(1)現代生活学部 食物栄養学科:奈良県特産品の付加価値推進に関する調査・支援
(2)文学部 文化創造学科:拝観券ホルダー『券葉集』開発プロジェクト進捗報告
(3)現代生活学部 こども学科:ダヴィンチマスターズ「世界に一つの絵本・Tシャツをつくろう」
(4)アドバンス・プログラム:SDGsの視点から取り組む経営の課題
(5)《招待発表》 多摩大学(1):多摩地域の産業から未来を描く
(6)文学部 日本文化学科:大学所蔵の古文書の研究と展示
(7)心理学部 心理学科:今までの自分の一歩先へ~アドベンチャーカウンセリングで創る安心・チャレンジできる場~
(8)経済学部 経済学科:集団と書き方で変わる意思決定:それは本当にあなたの意見ですか?
(9)《招待発表》 帝塚山高等学校:水道検針の自動化に向けた取り組み
(10)《招待発表》 多摩大学(2):飛騨高山アクティブ・ラーニングにおける地域観光研究・商品開発・SDGs・中大接続の成果報告
(11)法学部 法学科:高齢ドライバーの運転に関する啓発活動
(12)現代生活学部 居住空間デザイン学科:高齢者向け認知症対策カードゲームの開発と実施
閉会の際に講評と挨拶をいただいた多摩大学 長島 剛 経営情報学部教授からは、「地域連携は点と点をつなぎ、つながりのないものをつなぎ社会に役立つものを創出することが大切。これからも地域の課題解決のため、積極的に学外へ出向いてほしい。また、取り組んできたことを次の世代に引き継ぎ、研究ならびにアクティブ・ラーニングを継続していく仕組みづくりが重要である」とコメントがありました。
発表祭終了後に、TEZUKAYAMA FOREST CAFEに会場を移し、懇親会を開催しました。私立大学研究ブランディング事業の一環で、食物栄養学科管理栄養士養成課程の佐伯孝子准教授ゼミの学生らが開発した大和野菜スイーツも提供されました。参加者同士は食事を楽しみながら懇親を深め、盛況のうちに閉幕となりました。