3月11日(土)、平成28年度 科学研究費助成事業研究成果報告会公開講座を、本学 奈良・東生駒キャンパス図書館2階シーキューブにて行いました。
本講座は、科学研究費を受けて研究した成果について、報告会を通じて社会へ還元することを目的に開催している講座で、今回で8回目を迎えます。
今回の講座は、帝塚山大学 副学長 大学院心理科学研究科長 蓮花 一己教授が、「高齢ドライバーは危ないのか?-加齢による運転行動リスクとその対策」というテーマで研究成果の報告を行い、70名を超える多数の方に受講いただきました。
蓮花教授は、まず高齢ドライバーの事故発生数について数字を基に映像を交えて説明し、交通心理学から事故を未然に防ぐアプローチを研究から得られたデータとともに解りやすく解説しました。
昨今、マスコミ等でも大きく取り上げられているテーマということもあり、受講者の関心も高く、身近な課題と捉え、運転診断や交通教育の受講など、運転で気をつけることを再認識されているように感じました。
受講された方からは、「ただ危ないのではなく、何が安全にできるかを考えさせられた。」「自分の運転の状況について、無理をしないで他の人の意見を参考にしたいと思いました。」「事例の紹介もあり、非常に参考になった。」など、多数のご感想をいただきました。