1月13日(土)、ならでんアリーナで行われた平成30年奈良市消防出初式において、本学法学部1年生の櫻井羽華さんが司会を務めました。
本学法学部では、消防官を志望する学生に向けて「消防組織と消防実務」等の官学連携講義を開講するなど、近隣消防局との連携による取組みを積極的に推進しています。
昨年度は、奈良市消防局の委嘱を受けて消防官志望の法学部生が「一日消防長」を務めましたが、今年は初の試みでもある出初式の司会という大役のオファーを頂きました。出初式のうち、櫻井さんが司会を担当するのは、パレードと放水式です。
凍てつく寒さとなった出初式の当日、奈良県知事、奈良市長などの来賓が列席する中、櫻井さんの発声で出初式が始まりました。
第一部のパレードでは、分列行進、消防音楽隊、各地の消防団員などの行進に続き、さまざまな機能を備えた消防車が次々に登場します。司会はそれぞれの特徴を説明する必要があり、専門用語が頻出する原稿を読みこなさなくてはなりません。櫻井さんは、そんな複雑なアナウンスを、約30分にわたって立派にこなしました。
その後、櫻井さんは放水式でも司会を担当。櫻井さんのアナウンスとともに、消防車から鴻ノ池に向けて水が放たれると、青空に大きな白い弧が描かれ、見学に訪れた方々からわーっと歓声が上がりました。
奈良市消防局のご担当者と、当日まで入念なリハーサルを重ねてきた櫻井さん。自主練習も密かに行っていたようで、その成果を遺憾なく発揮できた一日となりました。奈良市消防局のご担当者からも、「よく通る声で、すばらしい出来だった。今後も帝塚山大学法学部の学生さんと、こういった形の取組みが続けられれば」といったお声を頂戴しました。
出初式司会の大役を終え、櫻井さんは、「無事にやり遂げることができてホッとしています。こういった消防のイベントにかかわることができて嬉しい。消防官志望の思いがより一層強くなりました」と笑顔で話してくれました。
本学法学部では、今後も近隣消防局との連携を推進し、消防官を志望する学生のための教育プログラムの充実を図っていく予定です。