11月2日(金)、法学部の特殊講義「警察組織と警察実務」において、奈良県警察の遠藤雅人本部長による講義が行われました。同特殊講義は、警察官をめざす法学部の学生が、警察組織やその実際の活動を理解し、犯罪抑止などに対する警察の最新の取り組みについて学ぶことを目的としています。講義のうち7回は、奈良県警察の各部署の現職警察官にご担当いただき、最終講義では警察施設の見学も実施するという、「実学の帝塚山大学」ならではの実践的な内容です。
「警察行政の概要について」と題した講義で、遠藤本部長は奈良県警察本部の組織の役割や、奈良県内の犯罪発生状況や交通事故件数などについて解説されるとともに、安全・安心な街づくりに向けての奈良県警察の取り組みについて詳しく話されました。
遠藤本部長は、最初に「講義途中でも質問するからね!」と宣言されていたとおり、単なる講演形式ではないインタラクティブな講義を展開。「奈良県警察本部に勤務する警察官の数」「犯罪件数を減らすには?」など次々と繰り出される本部長の質問に、学生は挙手して発表していました。緩急織り交ぜた話術には笑いが起こることもしばしばで、非常に和やかなムードの講義となりました。
その後の質疑応答でも1人ひとりに丁寧にお答えいただき、警察官を目指す受講生に対してのエールで講義を締めくくられました。