7月24日(金)、奈良県が学生対象に募集した今年度の政策提案「県内大学生が創る奈良の未来事業」公開コンペが奈良市登大路町の県議会本会議場で開かれ、本学大学院心理科学研究科グループが提案した「不登校の子どもたちに大学生ができること~大学間の垣根を越えて~」(代表・同研究科心理科学専攻2年 酒井希恵さん)が優秀賞に選ばれました。
このコンペは、県が県内大学の学生から政策提案を募り、事業化するもので、今回で4回目になります。今年は18グループ(昨年度は20グループ)の応募があり、うち本学の提案を含めた7提案が事前審査をパスし、この日の本選考を迎えました。
荒井正吾奈良県知事(審査委員長)の開催挨拶に続き、コンペがスタートしました。審査員10人と傍聴の市民らを前に、各グループの学生たちは緊張しつつも説得力のあるプレゼンテーションを展開しました。
本学大学院心理科学研究科グループは中地展生准教授のゼミ生で構成されており、学生ボランティアの力を効果的に活用して不登校の減少や予防を目指すという、実績に裏付けられた具体的かつ実現可能性の高い提案で、審査員の高い関心を惹きました。
8分間の発表の後は、審査員からアイデアの新規性、専門性、実現可能性など審査の4ポイントに基づく厳しい質問があり、チームメンバーは入念に準備したデータや知見を総動員して、懸命に応答しました。発表及び質疑応答の端々に努力の成果が見られ、終了後は会場から大きな拍手が贈られました。
2時間以上に亘る白熱した各大学の発表・質疑応答の後、厳正なる審査を経て、奈良県立医科大学と奈良女子大学が同点で最優秀賞を受賞し、優秀賞2組のうち1組に本学大学院心理科学研究科の提案が選ばれました。
会心の受賞を果たした心理科学研究科グループのメンバーの目には光るものがあり、これまで長い時間をかけた努力が報われた様子がうかがえました。
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優秀賞を獲得!奈良県主催の「県内大学生が創る奈良の未来事業」
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